94y MINI Cooper1.3i
94y MINI Cooper1.3i
リア・クォーターウィンドウ交換:ミニ・クーパー
2004.10.31
写真のようにうちのミニのリア・クォーターウィンドウはFIXタイプなので、昔のミニみたいにフロントサイドからリアサイドに空気の流れを作ることができません。
クーラーをつけて閉め切っている時なら関係ないのですが、秋~春にかけて自然の風を取り入れて走りたい時は、風が車内で回ってしまいあまり気持ちよくありません。昔所有していたミニ1000でこのリア・クォーターウィンドウの効能をよく知っている身としてはどうしても交換したいと思っていました。夏の間はどうせクーラーで閉め切るのでオークションで入手だけして、涼しくなったらつけようと置いてあった開閉タイプに交換してみました。
交換作業
作業は一人でも可能ですがなるべく簡単に済ますために、信頼できる家族・友人・恋人の手を借りて二人でやることが好ましいです。もしどうしても一人でやらなくてはならない場合、人の手を借りる場面はすべてガムテープで固定します。ちなみに俺は作業における信頼度は低いですがカミさんに頼みました…(受益者負担の原則)。
まずFIXタイプのウィンドウをはずします。助手に車外で窓の脱落を防ぐために軽く押さえてもらい、車内から窓を固定しているウェザーストリップ(ゴム)をめくりゆっくりと窓を押し出します。窓の上辺の端2箇所のゴムをめくって、上辺全体をゆっくり力を込めて押します。
すると、最初は堅いですがだんだんメリッという音と共にすこしづつはずれ始めますので、上辺が完全に外れたら、外の人に全部はずしてもらいます。写真は窓が無事はずれた図。
窓が外れたら、新たに取り付ける開閉タイプの窓を仮組みして、ヒンジの穴をマジックなどでマーキングします。仮組みするときも助手に車外から窓を支えておいて貰います。
マーキングしたら、その位置よりも外側1.5mmの位置に穴を空けます。
これは、仮組み時にはウェザーストリップがついていない状態でマーキングしていますので、実際にすべて装着したときのヒンジの穴の位置は少し外側にずれてしまうからです。マーキングした場所にそのまま穴を空けるとあとから位置が合わなくて苦労します。
穴は簡単にあきますので、無闇に力をかけず、油をさしてゆっくり慎重に作業します。穴の径は2.5mmのドリル刃を使用しました。取り付けに使うビスはすべて4×12mmのステンレス製鍋タッピングビスを使っています。
無事上下2箇所に穴があきました。
穴があいたらウェザーストリップを装着します。中古のもので長さが足りないときは、ゴムの接続部をカッターで切り、そこが下辺の中央にくるようにはめていきます。
うちのも少し縮んでいたらしく、片側だけ3cmくらいの隙間があります。そのうちなんかで埋めようと思っていますが、ガレージ保管で雨天時に乗らない車両だけにあまり気にしていません。
ウェザーストリップを取り付けたら、窓を装着します。
さっき仮組みしたときよりヒンジが入れにくいですが、ヒンジ部分のウェザーストリップが変形しないように気をつけて確実にはめ込み、先ほどあけた穴の位置にビスで固定します。
次にキャッチを取り付けします。
車外の人に窓を適正な位置で閉め、そのまま固定しておいて貰います。キャッチを閉じた状態でマーキングし、穴を空けます。
穴があいたらビスで固定します。
これで取り付けは完了ですが、開けきった時と閉めたときいずれもきちんとロック状態で固定されるか確認します。
作業自体はいとも簡単なものです。慎重にやっても両側で1時間程度。これをショップに頼むと万単位の金を取られます。技術は不要なのでオレが社長だったら時給630円しか払わないぞ(笑)。
何度も言うようにオレは素人です。でも簡単にできました。きっと誰でも簡単にできるヨ(^_^)。
開けた状態です。久しぶりにこういう状態のミニを見たなあ。取り付けて最初に外から見たときに、「お~。ミニだ」と思ってしまった。オレにとってのミニはここが開くものだったんですね。
リア・クォーターウィンドウはオークションでたくさん流通しています。ショップなどのリビルドは信じられないくらい高いので、DIYでつけようと思う人はオークションで手配しましょう。ちなみにオレ的に感じる2枚での相場は送料別3~6千円程度。お馬鹿なライバルがいたら値がつりあがりますのでその時は諦めて次のブツを物色しましょう。この窓はいくらでも流通していますので慌てたら損します。ウェザーストリップは運がよければこの値段でタダでついてきますが、縮んでいる可能性大です。新品が必要なら英国内燃機で安く入手可能です。