94y MINI Cooper1.3i
94y MINI Cooper1.3i
サーモスタット交換:ミニ・クーパー
2004.12.18
最近知ったことなんだけど、インジェクション車のサーモスタットは季節問わず88度じゃないといけないらしい。ヘインズを紐解くと確かに88度が指定されていた。どうやらこれまで読んだ季節や車両の状態などに応じてサーモスタットを換える記事はインジェクション車ではなくキャブ車のために書かれていたようだ。
知らないから4月に82度に換装してひと夏過ごしちゃったけど特に違和感はありませんでした。でもよくよく考えるといつもアイドリングが高めなのもMEMSへの水温情報が低いことによって常にオートチョークが作動していたのかも知れません。燃費が悪いのは街乗りだからしょうがないなぁと思っていたけど、12月に入って少しは涼しい日も増えてきたので春まで88度に換えて様子を見てみようと思います。
交換作業
さっそく作業開始。
まずラジエーター固定ステーをはずします。
写真で工具を当てているナットと、矢印で示したボルトを外します。
ステーがはずれました。
矢印のところはブッシュがあってさらにその中にカラーが入っています。
うちのミニは4月にサーモスタットに交換したあと、ここのゴムブッシュを新品に交換したので、写真のようにきっちりはまっていますが、交換していなければユルユルになっているかも知れません。で、カラーも簡単に抜け落ちる可能性がありますのでご注意を。このブッシュは安いですがカラーは高いみたいです。オレは落として見つけるのに苦労しました。
アッパーホースもはずしちゃった方が簡単なのでここのホースバンドを緩めます。
サーモスタットハウジングの3本のボルトを外します。
ボルトをはずしても固着していてハウジングが簡単に取れないかも知れません。
そんなときはジワジワと力を入れてはずします。
おー!ラッキーなことに2分割の上だけ綺麗にとれました。
サーモスタットの交換時、下半分は取る必要はないのでこのままにしておきます。
何がラッキーかというと、ガスケットが1枚で済むんですね〜。セコいか(笑)?
アッパーホースごと取っちゃいました。
写真のように古いサーモスタット本体が見えますので、取り外します。82度のサーモスタットはもう使わないので勿体無いけど捨てちゃいます。
回りにくっついている古いガスケットを綺麗に剥がします。
剥がすときは中にゴミが落ちないように外に外に向けて剥がします。
ガスケットを剥がす時に何を使うかなんてどうでもいいんですが(笑)、オレはダイソーで買った100円のスクレーパーを愛用しています。先がいろんな形状になっているので結構使いやすいですよ。
剥がしたあとの写真です。ところどころガスケットの色が残っていますが、指の腹で優しく触ってみてデコボコしていなければ、見た目で色が残っていてもOKです。
意地になって削りすぎてハウジングに傷がついてしまうとかえって漏れる心配が。
さっきはずした方にもガスケットがこびりついていますので、これも同様に剥がします。
綺麗に剥がれました。色は残っていますが、指で触るとツルツルです。
新しいサーモスタットです。
取り付け前にいちいちテストしませんが、気になる人はお湯でも掛けてみたら(笑)。
取り付けしたときに下向きになる部分に作動温度が書かれています。間違いなく88度ですね。
ポコっと置きます。
上下間違える人はいないと思うけど、一見ツマミに見えるのが上でバネバネしてるのが下です。
あとはそそくさと外した時と逆の手順で元に戻しましょう。アルミ製なので締め付けトルクに気をつけて締めないと壊れちゃうらしいです。がオレはここにはトルクレンチ使いません。テキトーに漏れない強さで締めます。
あとラジエーターの固定ステーのカラーの紛失にくれぐれもご注意を(笑)。
作業中どうしてもクーラントがこぼれますので、補充します。中の針金が見えないくらい入れれば良いらしい。
作業が終わったらアイドリングして、ホース取り付け部やハウジングからクーラントが漏れないか注意深く観察しましょう。何でもなければ作業終了!
今日は恒例のトラブルがありませんでした(^_^)v
オマケ
オイルのチェックAT編
最初にオイルチェックするときに結構探したんだよねー。オイルゲージ抜いたはいいけどどこに差していいかわからなくて苦労しました。
オレと違って聡明な皆さんは悩まないのかも知れないけど、念のため大きい写真で記録しておきましょう(笑)。
うちのミニは'94のATエアコン付きです。同じ仕様の車体なら写真と同じ光景が見えるはずです。
ATのオイルゲージはエアコンのコンデンサの裏を覗いたときにパイプ類に阻まれつつ下の方にチラッと丸い穴が見えると思いますが、そこに差し込みます(笑)。
写真の矢印のところですね。
オイルゲージには穴が2つあいているので、その間にオイル上端が収まっていればいいとのこと。穴から穴まで500mlらしい。
オマケその2
タイヤのエアチェック編
うちではこの小さいエアポンプを使っています。ゲージも小さくて大雑把なのでわかりにくいけど、2キロちょい入ればOKということで。
このエアポンプはたぶん1000円しないくらいだったと思います。