94y MINI Cooper1.3i
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リアドラムブレーキシュー交換:ミニ・クーパー
2004.12.26
…をしようと思ったけど掃除のみ(笑)
2月の車検に備えて消耗品を逐次交換していこうと思っているので、今日はリアドラムブレーキのシュー交換をすることにしました。
しかし、あけてみるとシューの厚みが4〜4.5mm程度あったので交換は中止し、点検と清掃だけすることにしました。手順は一緒なので以下に作業を記録します。
まずいつもどおりにジャッキアップしてウマに載せます。
交換作業
ドラムの取り付けネジをはずします。
固着しているということもなく簡単に外れました。
ドラムブレーキのバックプレートの裏にあるブレーキシュー・アジャスターを思い切り緩めておくとドラムがはずしやすいです。
パイプレンチを用いてドラムを外します。
最初はびくともしなかったので、周囲をゴム製のハンマーでボコボコ殴ってたら義父がやってきて「バール持ってきてやる」と小型のバールを持ってきてくれました。
作業自体はパイプレンチよりもバールの方がやりやすいです。でも必要以上の力を加えてしまいそうなので、ソフトに優しくコジりましょう。
無事外れました。
最初あんまりコジったのでハブ取り付けボルトのキャップ(中心の黒いカバー)がへこんでしまって、中の割りピンと干渉してハブを回すとチャリチャリ音がするようになってしまいました。
カバーをはずして内側から元通りにたたき出して直しました。このカバーはただはめてあるだけなので回しながらハブを回しながらマイナスドライバなどでコジってはずします。でもこれもコジりすぎると変形するので注意。
外した途端に下にドサッと(いうほど多くもないが)溜まっていたブレーキダストが落ちました。
これは身体に悪いらしいので吸い込まないように注意します。
外したドラムの内側にも溜まっていますのでブレーキクリーナーで流し洗いします。
間違っても吹き飛ばしてはいけません。
アジャスターの内側にもこんもりとダストが積もっていました。
スピードツールズで2000円分買ってきたブレーキクリーナーでこれでもかというほど洗い流します。
いやなものを発見してしまいました。
右側のホイールシリンダーのダストカバーに穴があいていました。放っておくとシリンダに錆が出て丸々交換になります。ブレーキ液漏れも発生していないようですが早めに交換しなくてはなりませんね。
ブレーキシューをはずします。最初に上端部をブレーキアジャスターの溝から左右に引っ張りながら外し、上のスプリングを外します。それから下端部をホイルシリンダの溝から外して下のスプリングを外し抜き取ります。両手を使う作業のため写真がありません…。ゆっくりやれば難しくないです。
シューを外したら全体をナイロンブラシで擦りながらブレーキクリーナーで汚れを落とします。
ふたつ上の写真と比べて見てもかなり綺麗になりました。
シューと接触する部分(赤矢印の部分。ブレーキアジャスター、バックプレート、ホイールシリンダ)にブレーキグリスを塗布しておきます。
今回使ったブレーキグリスはこれ。数百円で買ったはず。
シューを組みなおす時の形。
左右のシューの上下と、リターンスプリングの上下の形状をよく見て間違えないように取り付けます。
無事組みなおしました。
外した逆順でドラムを組み付けます。
作業が終了したら、アジャスターを使ってブレーキ及びハンドブレーキの調整を行います。
先日調整したときはハンドブレーキは2ノッチで利くようにしたのですが今日は3ノッチで調整しました。