96y PAJERO MINI XR-II
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プラグ交換:パジェロミニ
2004.11.27
最近エンジンのかかりが悪くなってきました。電圧は正常で、セルモーターもきちんと回るのですがなかなかかからないのです。
そういえばいつかIXに換えようと思ってそのままになっていたプラグ、この車を購入後一度も点検したことがないので、一番手前のプラグを抜いてみたところ、かなりキていたため4本全交換することにしました。
作業手順
まずヘッド上で邪魔しているチャンバーを外さなくてはなりません。
赤矢印のホースバンドを+ドライバーで緩めます。
ホースバンドを緩めたら、写真の位置のボルトを抜きます。同じように対角にある赤矢印で示すボルトも抜きます。
最後に、青矢印のホースも引っこ抜きます。これでチャンバーは取れます。
ボルトを抜いたりしたときは、エンジンルーム内に落とさないように注意しましょう。
…恒例の
トラブル発生!
ま、落としちゃったんですけどね…(笑)
そんなときはピックアップツールの出番です。矢印の先に無事ボルトがくっついてきてくれました(汗)。
慎重に続けます。
赤矢印のところに接続されているコネクタを、爪を押して抜きます。
青矢印のホースもヘッド接続部を引っこ抜きます。
パジェロミニ(H51)のプラグは、正面から見て手前から2番目と4番目のプラグキャップがボルトで固定されています。
図のように、プラグコードは2本しかありません。気筒ごとにデスビから分配されるミニクーパーとは見た目が全然異なっています。
2番と4番のプラグキャップを固定しているボルトを外します。
プラグキャップをはずすときはくれぐれもコードをひっぱらないように。中で断線することがあります。
プラグキャップを全部はずしたら、プラグを抜きます。
車載工具に入っているプラグレンチを使います。
まず手でゆっくり差し込み止まるまで押し付けます。
プラグレンチの頭は四角形になっています。
これは14mmのレンチで回せますので接続し、ゆっくり緩めます。
抜いたプラグを新品のプラグと比べてみました。
ご覧のとおり、プラグの先端は高さが半分位に減って角もとれてしまっています。またそのせいでギャップも倍近く広がってしまっています。
これじゃ始動性が悪いどころかエンジン性能もちゃんと出ませんね。
プラグのコンディションは4本とも同様でした。
交換したプラグはNGKのDCPR7E。純正でついているものと全く同じです。
当初交換するならイリジウムにしようかとも思ったんですが、うちのパジェロミニに純正以上のパワーは不必要との判断から、ごくフツ〜のものにしました。換えるならコードも一緒に替えないといけないしね。
ホームセンターで購入したので1本750円と純正にしては結構高価です。
新しいプラグのネジ部に薄くグリースを塗布し、プラグレンチにセットします。
レンチにきちんとカマせると写真のように落ちません。
プラグをセットしたレンチを手で止まるまで回します。
手で回らなくなったら、プラグ外箱の指示どおり、そこから1/2回転締め込み交換作業の完了です。他の4本も同様の要領で交換します。
交換が済んだら、外したプラグキャップを接続し、チャンバーやホース類を元通りに組み込みます。
交換後、エンジンの始動性は良くなりました。やはりあの状態のプラグだとかなり影響があったようです。